小堀球美子のひとりごと

以前にお酒を飲まなくなって、眠れません、と書きました。

寝る直前まで何か集中して行っていると、緊張がほぐれず、一層眠れません。

小さい頃、「おやすみなさい、フランシス」という絵本があって、アナグマの子フランシスは、部屋の椅子にあるガウンが大男に見えたり、天井のひびから何か出てくるのではないかと気になって、眠れません。そのたびに、お父さんお母さんのところへ行ってお話しします。

確かお父さんに、お前の仕事は眠ること、と言われ、窓を叩く蛾の音に、「蛾はお仕事をしている,私の仕事は眠ること」と悟って、深い眠りに落ちます。

人は、その一瞬、するべきことを見極め、実行することに生きる意味があるととらえ、私も、これからまじめに寝ます。