小堀球美子のひとりごと

あられちゃんについて

先日、いつもお世話になっている司法書士の先生と雑談していたときに、受験勉強はどこでやっていましたかなどという話題になりました。こうだったああだったと話していると、どうも、同じ時期に同じ予備校の自習室にいたことが判明しました。
そのころは、ドクタースランプのあられちゃんのようなめがねをかけて、今の半分くらいの身代で、毎日すすけたジーンズという同じスタイルで、リュックをしょって通っていたものですから、そりゃあ私のことは覚えていますまいと思いました。
そうしたことを考えていると、我ながら、そのときの自分と今の自分は本当に同一人物なのかと錯覚してしまいます。それほどに立場も境遇も変りました。私が前を向いているときに、私の背部は異次元の世界で、そこに別の人の人生があり、あられちゃんは41歳のあられちゃんとしてちゃんといるのではないかと、振り返っては、現実を確認している有様です。
そして、10年後は、またどんな自分になっているのか、予想も出来ず、これが人生なのだと感慨にふけりました。

2009-11-21|タグ:

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