小堀球美子のひとりごと

朝ドラについて

今放送中の「舞い上がれ」ですが、変だなあと思う場面

●ヒロインが極端に賢くなる。航空学校でも落ちこぼれ風に描かれていたのに、コンサル会社を企業したら、短時間で、いろいろな業種のプレゼンを行うことが出来るようになる。
●ヒロインがほかの企業の資金繰りを請け負うが、いったい、自分のところはどう利益を上げているかわからない。
●夫のたかしくんが、賞を受賞したあと、一作目の歌集を出すときに編集者と軋轢が生まれると描き、変に過程を無視した二作目のあと、突然うたが読めなくなる。これは単にコロナに奔走されることを描きたいだけで、たかしをパリにやるつじつまだと思いますが、こんな面倒くさい男は歌人なんて辞めればいい。
●ヒロインの兄がヒロインの親友と結婚する。なぜ全てを小さなコミュニティー内に納めるのか、脚本家の横着です。

よく、物語の伏線とか言いますが、今作は強引な辻間合わせでしかなっていません。

ほかにもいろいろあると思いますが、ときどきとってつけたように一同が涙する場面を入れているのも、とんちんかんでこちらはしらけます。

それに比較して、何作か前の、「おちょあん」は総じてヒロインが不幸で、作品じたい人生の賛歌だと思った。
今作は、かわいいおねーちゃんが、さまざまな幸福の奇跡を毎回のように起こし、へえ、人生って楽なんだねと思わせたことが、一番の罪跡です。

あまのじゃくとか、
怒りん坊とか、
チャラ男とか、
ヤンキーとか、
全く出てこない本作は、駄作であったとしか言いようがありません。

・・・と私は思います。

2023-03-28|タグ:

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