小堀球美子のひとりごと

民主主義について

民主主義とは何でしょうか。うんと簡単に言うと、多数決で物事を決めることです。一人一人の意見を尊重しつつ、多数意見に従って運営していく、確かに理想的な方法のようにみえます。
ですが、この多数決に至るプロセスによっては、とても怖い制度です。声の大きいリーダーが、一人一人の意見を聞く建前を維持しながらも、自分の思うところへ誘導する、その結果、ほかの人は、その意見に反対できず、形ばかりに民主主義が貫かれる、そんなことを経験したことはありませんか。
我が国の体制としては、この多数決によって(つまり、国会の作る法によって)排除された個人の権利を守るために、法の最後の番人である裁判所が少数を救済することが補償されています。
小さな部分社会にも、このような救済の余地が残されて、初めて真の民主主義と言えるのだと思います。たとえば、監事のような執行機関から離れて監査を行う役目を置くなど。
私は、一個人として、どの社会でも、民主主義を利用する人に対して、監視の目を持っていくことに勤めたいと思います。

2010-05-25|タグ:

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