小堀球美子のひとりごと

池袋について

池袋は、当事務所が近いということで親和性がありますが、当事務所がここ南大塚にあるのも、理由があるのです。
もともと、私のルーツは、板橋区、北区近辺なのですが、小学校3年生のときに、埼玉県に引っ越ししています。そのときの最寄り駅が、西武池袋線の延長にある西武秩父線の高麗駅。高麗から東京への入り口が池袋でした。
通学の利便性を考え、滑り止めの私立高校に豊島岡を選び、結果として県立高校の受験に失敗したので、毎日、豊島岡へ(池袋へ)「上京する」ことになりました。
豊島岡はとても校則の厳しい学校でしたが、学校帰りに、友人とスリルを味わい、西武デパートや映画館、その辺の喫茶店に繰り出していました。そのおかげで、池袋は私の庭になりました。アイスクリーム屋のおばちゃんに、先生が来たところを、かくまってもらったなどというエピソードもあります。
日大へ通うのも、もちろん池袋を通過してなので、自宅が遠い私のために、友人が、池袋で飲み会をや
ってくれて、私は10時4分の最終電車に乗って帰るなどということをしていました。
そういうわけで、池袋は早くから私の庭で、のちにその奥座敷大塚で開業という運びになったのでした。
最近の池袋も相変わらず、ターミナル駅を擁する都市として、何となく田舎っぽさを残して、来る人を拒まない懐の深い街です。あと何年も生きていくこの街に今更ながら愛着を感じています。

2009-04-08|タグ:

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