小堀球美子のひとりごと

映画について

映画のロードショウにはあまり出かけないのですが、映画がDVD化されるとそれを買って、自宅のテレビで鑑賞するのが趣味です。自宅なら、ながら見ができるし、だらしな?く勝手気ままに鑑賞できるのが気に入っています。
最近DVD化された映画を勝手にランク付けしてみました。
上位5位までを発表します。
第1位 山桜 
 藤沢周平の短編を映画化した作品です。言葉の一つ一つがきれいな日本語で、何回も見て台詞を味わうという意味で、自宅見の映画に最適です。演出が良く、田中麗奈と東山紀之の感情を抑えた演技が光ります。
第2位 アイズ
 アメリカの映画で唯一ランクイン(というより外国映画はあまり見ないし、期待していないので、見て得した映画です)。キュートなジェシカアルバ主演の映画。後天的に視力を失った主人公がドナーから提供された角膜を移植したところ、見えるはずのないものが見えたら・・・。サイコサスペンスです。ヒロインのマンションを徘徊する少年が「僕の通知票見なかった」と繰り返しヒロインの後を追う姿、エレベーター内で気がつくと老人が壁を向いて俯いている姿が恐怖です。
第3位 おくりびと
 言い尽くされた感もありますが、日本の様式美を再確認した映画です。これも繰りかえし見て、細部まで行き届いた演技を確認すると味わいが増します。相続の事件で、孤独死した方の自宅を処分するので、そこへおじゃましたときの私の衝撃を思い出しました。きれいなばかりの遺体だけでなく描いているところに共感を覚えます。
第4位 クライマーズ・ハイ
 新聞記者っていい仕事ですね。日航機事故に遭遇した記者たちの臨場感あふれるやりとりが見応えがあります。テレビのクライマーズ・ハイも見たのですが、より現場の雰囲気を出しているのが映画です。これも何度も見て、脇役の演技にも意味があることを確認するとおもしろい映画です。
第5位 容疑者Xの献身
 ミーハーですが、おもしろかったです。堤真一が、クライマーズ・ハイで見せた屈託のある新聞記者と違って、病的な天才数学者を演じきった役者魂に脱帽です。順位が5位にとどまっているのは、ストーリーとしておもしろいので、一度見たら、二度は見ないという点でしょうか。堤真一の演技力にほかの役者がついて行っていない感じがします。
番外編としては、かあべえ。演出がいいのはもちろんなのですが、少し母親役の吉永小百合が年齢的に痛かった。ぐるりのこと。法廷画家の夫に、社会的に問題になった事件に関わらせ、社会的背景を描くというところが意味深かったですが、ねちゃっとした表現が多かったので減点。
期待不足は、レッドクリフ、20世紀少年、ゲゲゲの鬼太郎あたりで、オモテの大相撲中継のほうにチャンネルが回ってしまいました。
以上勝手にランク付けでしたが、何かおもしろい映画があったら教えてくださいね。

2009-04-08|タグ:

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