小堀球美子の相続コラム

相続コラム‘ほっとブレイク’片づけ

 相続財産管理人を勤めたり、遺産分割で不動産を売却する業務を受任したり、そういうとき、主のいなくなった住宅の片づけを行うことがよくあります。
 遺品を整理したり、不要品を片付ける専門の業者さんがいて、そこに依頼することが多いですが、亡くなった方の生活があった場所ですので、権限はあっても、忍びないという気持ちを常に持ちますし、また、決して、キレイな仕事ばかりでないので、かなり神経を使います。
 最後は、キレイにして、お坊様を呼んで供養してもらっています。孤独死された方が多いので、供養も寂しいものです。
 私は、お寺や墓地を見て、古い墓石や供養塔を見るのが好きなのですが、その理由は、何年も前に亡くなった人がいて、その人の人生があったことを確認するのが、とても感慨深いからです。人は必ず死ぬという自然の摂理を、私は、現実として受け止められないからだと思います。
 人の人生の際に立つ。私はこのとき、私の仕事に誇りを感じます。

2015-05-12|タグ:

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