小堀球美子の相続コラム
相続コラム~となりの遺産分割番外編「27当事者は調停に行った方がいいですか」
家裁は一期日で、双方の見解を時間をかけて聞くので、調停で行われていることを代理人つてで聞くより、当事者が実際調停に参加した方が、そのニュアンスが伝わります。
ですので、調停に関しては、当事者は出席した方がいいというのが私の意見です。
ただ、それは、当事者の方の理解のためにその方がいいと思うので、代理人との連絡が上手くいっている等の場合は、代理人に任せてもいいのだと思います。
当事者間話し合いの余地もないほどに対立しているようなとき、反対に、当事者間でそれほどの対立がないとき(たとえば、A対Bの争いで、Cはどちらかと言えばA寄りであるときなどの場合のC)などは、出頭しなくても大丈夫でしょう。
いずれにしても、信頼できる代理人を選任できたかにも関わります。
教訓:百聞は一見にしかずは家裁でも言える。
2021-06-14|タグ: