相続コラム?遺産分割の出発点
2011年7月8日遺産分割協議で、最初になすべきことは、相続人の範囲の確定と、相続財産の範囲の確定です。 遺産分割協議は、法定相続人全員が参加しないと協議としての効力がなく、今現にある遺産を分ける手続なので、上記が必要です。 ここで、相続… 続きを読む 相続コラム?遺産分割の出発点
遺産分割協議で、最初になすべきことは、相続人の範囲の確定と、相続財産の範囲の確定です。 遺産分割協議は、法定相続人全員が参加しないと協議としての効力がなく、今現にある遺産を分ける手続なので、上記が必要です。 ここで、相続… 続きを読む 相続コラム?遺産分割の出発点
相次ぎ相続などで、相続人が兄弟姉妹やその子らにまで及んでいて、しかも居住地が点々としているとき、どのようにしたら自宅を確保できますか。 自宅しか相続財産がなく、その自宅に一人の相続人が住んでいるとき、問題は複雑です。 そ… 続きを読む 相続コラム?相続人が多数多地方に及んでいるとき
預金などを遺産分割するとき、たいていは相続開始時の残高証明の残高をもって、計算します。株式などは、一定の日の評価をもって計算します。 ある相続人が、預金と株式等金融証券を全部得て、他の相続人には代償金を払うという解決方法… 続きを読む 相続コラム?実は得する代償分割
遺産分割調停では、最後に精算条項といって、「(この調停により)遺産に関する一切の紛争を解決したものとし、ほかに債権債務のないことを相互に確認する。」という文言をいれます。 一方、調停条項では、最初に「遺産の範囲」を遺産目… 続きを読む 相続ブログ?「遺産分割調停の精算条項」
被相続人が、晩年自分以外の相続人のもとで暮らしていて、自分には、被相続人の預金が分からないとき、どう調べますか? 一緒に暮らしていた相続人も、一切を秘密にすることはできないので、小出しに、ある金融機関のある支店、普通預金… 続きを読む 遺産に預金があるかの調べ方
被相続人は、子Yに全遺産を相続させる遺言を遺し死亡しました。ほかの法定相続人であり子であるXがYに遺留分減殺請求をしました。 被相続人には、相続債務がありました。遺言を被相続人の意思に添って解釈すると、少なくとも相続人間… 続きを読む 遺留分減殺請求の計算に自己が相続債権者に負う債務額を加算できるか
父甲が死亡し相続が開始した後遺産分割未了の間に、甲の法定相続人であった母乙が死亡し、乙についても相続が開始したとき、この乙の相続を再転相続と言います。 甲の法定相続人が乙と、その子どもらであり、乙には固有の財産はなく、甲… 続きを読む 再転相続の遺産分割
通常、裁判は、いくらを支払えなどという給付の訴えで解決できる場合には、いくらの請求権があることの確認を求めても、それは通常は解決には迂遠であるので、不適法として却下されます。 同じく過去の法律関係事実関係の確認を求めても… 続きを読む 遺留分減殺請求権がないことの確認を求める訴え
次は、相続させる遺言と寄与分の規定との関係です。 904条の2第3項では、「寄与分は、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額から遺贈の価額を控除した残額を超えることができない」と規定されています。つまり、相続財産… 続きを読む 「相続させる」遺言と寄与分
ある特定の遺産について、相続されるとしたとき、特別受益903条(特に2項)の規定の適用があるか。 最高裁は未だ判断していません。 相続させる遺言の法的性質を、遺産分割方法の指定でありながら、所有権は被相続人の死亡時に確定… 続きを読む 「相続させる」遺言と特別受益