小堀球美子の相続コラム
相続コラム‘ほっとブレイク’同じ 裁判所 で違う見解?!
裁判官は、憲法で身分を保障されています。どんな判断を下そうが、権力にも、世論にも影響されないために、身分保障されているのです。
ですので、同じ裁判所でも、裁判官が異なるときには、違う判断がされることもあります。
家裁で、地裁で行うべき事案だと言われて、地裁に行っても、A裁判官は地裁でやりましょうと言い、B裁判官は家裁でやるべきだと言う。
同じ遺言無効の訴えでも、当事者が違うので、二重の訴訟提起が可能なとき、A裁判官は無効と言い、B裁判官は有効と言う。
世間の一般常識からすると、奇異にも見えますが、裁判官は何にも拘束されず自由に判断できることで、その公平性が保たれているのです。
2014-11-05|タグ: