小堀球美子の相続コラム
相続コラム‘ほっとブレイク’ 相続紛争 のキモ
遺産分割調停など行っていると、時々双方弁護士である代理人が就いているのに、全く譲歩しない相手方がいることがあります。
相続紛争は家族間の争いですので、やはり、話し合いで解決する場面が多く、ある程度の譲歩は必要です。同じ分だけ相手も譲っているのです。
かたくなな相手を見ていると、なぜ代理人は説得しないのだろうと思うことがしばしばです。
相続は、親から財産を受け継ぐという意味で、親への感謝と、ほんの少しのきょうだいへの思いやりがないと解決しません。
ほんの少しでいいのです。その優しさを説くのも、代理人のつとめと思うのです。
2015-03-05|タグ: