相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
2021年7月5日【総括】 私の実体験をコラムにまとめてみましたが、ほかにも、実効性があるのだろうかという改正が散見されます。 配偶者居住権は、たとえば、先妻の子と後妻の争いなどに、配偶者が居住権も得て、預金等の取得も望めるという点に改正… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
【総括】 私の実体験をコラムにまとめてみましたが、ほかにも、実効性があるのだろうかという改正が散見されます。 配偶者居住権は、たとえば、先妻の子と後妻の争いなどに、配偶者が居住権も得て、預金等の取得も望めるという点に改正… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
【特別寄与料(せつないね)】 寄与分は法定相続人にだけ認められていたのを、親族に広げ、相続開始と相続人を知った時から6ヶ月以内に家裁に申立を行う必要があります。 この場合、相手方は法定相続人全員になるので、長男の嫁が申立… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~6特別寄与料
【使い込みはこう変わる(せつないね)】 相続開始前後に、法定相続人が遺産である預金を勝手に引き出している、というケースはよくあります。 このとき、相続開始前の引き出しは、法定相続人Bが母の預金を勝手に引き出したことで、母… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~4使い込み
【一部分割(せつないね)】 たとえば、遺産である不動産について良い買い手があるので、早期に売りたい、しかし、特別受益や寄与分を主張する法定相続人もいるので、全体の遺産分割は時間をかけて行う必要があるなどのケースでは、先に… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~3一部分割
【可分債権の取り扱いの変更による払戻制度(心強いね)】 相続財産である普通預金通常貯金について、平成28年12月19日判例変更により、法定相続分での払い戻しが出来なくなったことの手当として、払戻制度と2本立てで実施された… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~2審判前の保全処分
【可分債権の取り扱いの変更による払戻制度(せつないね)】 平成28年12月の最高裁の判例変更により、可分債権である普通預金、通常貯金について、それまでは、法定相続人ひとりで法定相続分での引き出しが可能であったのが、遺産分… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~1払い戻し制度
教科書的には、遺産分割調停が不成立なら、審判に移行します。 しかし、家裁は、審判できないと判断し、調停不成立調書さえ作らないことがままあります。 不動産の評価が定まっていない、遺産にほかの相続人の財産が入り込んでいる、調… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「30調停→審判に行くもの?」
葬儀費用は誰が負担するか、は永遠のテーマです。 結論を申せば、葬儀会社と契約した人、葬儀を主催した人が負担します。 しかし、家族も色々です。喪主はお兄ちゃんが務めたが、葬儀会社との折衝などは、きょうだい揃って務めた、名目… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「29葬儀費用」
家裁は一期日で、双方の見解を時間をかけて聞くので、調停で行われていることを代理人つてで聞くより、当事者が実際調停に参加した方が、そのニュアンスが伝わります。 ですので、調停に関しては、当事者は出席した方がいいというのが私… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「27当事者は調停に行った方がいいですか」
遺産分割で争いがでたとき、家裁に遺産分割調停を申し立てますが、進行としては、民間の調停委員と家事審判官(裁判官)が調停委員会を構成して、行司役を務めます。 裁判官は御簾を隔てて必要な時しか顔を出しませんが、隠れている割に… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「26調停委員」