使い込み訴訟、被告の答弁その6税金
2019年2月28日使い込み訴訟で比較的必要経費として認められやすいのは、親の固定資産税、申告所得税など税金に充てたという使途です。 これは年を取って身体に不自由が生じても納税の義務はありますので、いわば当然の必要経費です。 それが、納税の… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その6税金
使い込み訴訟で比較的必要経費として認められやすいのは、親の固定資産税、申告所得税など税金に充てたという使途です。 これは年を取って身体に不自由が生じても納税の義務はありますので、いわば当然の必要経費です。 それが、納税の… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その6税金
老親と同居生活をしていて、自宅の所有は老親にあるとき、自宅をリフォームした場合。 建物は親の所有ですので、親の財産がリフォームにより価値が上がったということですので、必要経費として認めていいとも取れます。 ただ、その建物… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その5リフォーム代
その2と同じように、老親の介護をしていて、親にかかった入院費、通院費、介護施設の利用料のほか、対価をもらってくれと言われたので、報酬をもらったという答弁です。 それが合理的な使途と認められるには、介護の程度が親族の扶養の… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その4介護報酬
使い込みを疑われ返還請求をされる側は、親の介護などをおこなったケースがよくあります。そのとき、親を連れて家族で会食したときの費用は、必要経費となり使途不明金として返さなくていいか。 被告となる人には、いちいち会食のレシー… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その3親との会食
使い込みによる着服を疑われて、不当利得返還請求などをされたとき、引き出し行為自体は認めた上での答弁です。 親の預貯金を預かり、親の医療費や介護費に充てたというときには、その領収証を証拠に挙げて、その使途を説明します。 こ… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁、その2医療費介護費
原告から、親の預金を勝手に引き出して着服したとして、不当利得返還請求されたら。 今日から何回か、この被告の答弁として何があるか、その答弁は有用か、回を分けて論じたいと思います。 まず、裁判で勝利するのは、神様の見る真実で… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁?その1引き出していない
使い込み訴訟に関しては、原告代理人になることもあれば、被告代理人になることもあります。 原告代理人をしていると、気がつくのは、当事者と代理人、裁判所の温度差。最初は、使途不明と思われる引き出しを全て請求に入れて訴訟を起こ… 続きを読む 使い込み訴訟、原告と被告と
使い込み訴訟で「難しい」と言われるのは、原告(返還請求をする人)に、被告による引き出しである、被告が被相続人に無断で引き出したということを証明する責任があるからです。 これはとても難しく、たとえば、被告が、引き出したが、… 続きを読む 使い込み事件の立証責任
新しい相続法では、生存配偶者の長期的居住権は期間が決められたときには、その期間満了で終了し、配偶者が死亡したときにも消滅します。つまり、配偶者に子などいても、相続性はないということです。 このように、配偶者居住権は不安定… 続きを読む 相続法改正、居住権の譲渡
平成28年12月19日最高裁によって、預貯金は当然に可分になるのではなく、遺産分割が必要と言うことになりました。 そうすると、遺産に預貯金があっても、遺産分割協議が成立しないと、法定相続人一人では預貯金を引き出せないこと… 続きを読む 相続法改正、預貯金について