相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
2021年7月5日【総括】 私の実体験をコラムにまとめてみましたが、ほかにも、実効性があるのだろうかという改正が散見されます。 配偶者居住権は、たとえば、先妻の子と後妻の争いなどに、配偶者が居住権も得て、預金等の取得も望めるという点に改正… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
【総括】 私の実体験をコラムにまとめてみましたが、ほかにも、実効性があるのだろうかという改正が散見されます。 配偶者居住権は、たとえば、先妻の子と後妻の争いなどに、配偶者が居住権も得て、預金等の取得も望めるという点に改正… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~結局心強さのあまりなかった今回の改正
【遺留分制度はこう変わった(恋しいね)】 遺留分減殺請求権は法改正で遺留分侵害額請求権に変わりました。これは天と地がひっくり返るほどの改正で、実は相続法改正の目玉だと私は思っています。 相続開始(父母が亡くなった日)が令… 続きを読む 相続法改正~恋しさとせつなさと心強さを~5遺留分制度
葬儀費用は誰が負担するか、は永遠のテーマです。 結論を申せば、葬儀会社と契約した人、葬儀を主催した人が負担します。 しかし、家族も色々です。喪主はお兄ちゃんが務めたが、葬儀会社との折衝などは、きょうだい揃って務めた、名目… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「29葬儀費用」
遺産の中に、負債があるとき、あるいは、北海道の原野や地方の山林があるとき。 まずは、相続放棄を検討します。しかし、プラスの財産も十分にある場合、熟慮期間3ヶ月を過ぎてしまったときなどは、相続放棄ができません。 遺言があっ… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割番外編「22マイナスの遺産の行方」
たとえば、遺言に、甲不動産をAに相続させる、そのほかの遺産については遺産分割するとか書いてあったり、そのほかの遺産については言及がなかったりしたときです。 相続人は、ABの2人兄弟。亡父に甲不動産と、乙不動産、丙不動産、… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割特別受益編「8特別受益と遺言(相続させる)」
遺言があるときには、遺産分割は必要でなく、そのまま遺言内容を執行(実現)すればいいだけです。 たとえば、遺言にある不動産を相続させると書いてあれば、遺言を法務局にもっていけば、そのとおり登記をしてくれます。これは、自筆証… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割、手続き編「4遺産分割と遺言」
父母が相次いで亡くなったというケースで、後に亡くなった母にだけ遺言があり、その遺言によれば自分の遺留分が侵害されているというような場合です。 父については、遺言がないわけですので、遺産分割協議が行われなくてはなりません。… 続きを読む 相続コラム~となりの遺産分割、手続き編「遺産分割と遺留分減殺請求(遺留分侵害額請求)」
祭祀を承継するのは自分だから、1回忌や3回忌(紛争の途中で訪れることがよくあります、紛争は長く続くのが通例なので)の費用も相続財産で負担されるべきという、被告がよくいます。 法事は、7回忌、13回忌と続くので、そこまで将… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その12法事費用
厳密には、被相続人死亡後の支出なので、葬儀費用は必要経費にはならないのが原則です。そして、それは葬儀社と契約をした者が債務を負うわけで、当然には、被相続人口座から下ろしたお金で葬儀費用に充当するというのは、言い訳としては… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その11葬儀費用
法定相続人である子の世代が働き盛りで、その子ども(つまり孫)に多額の教育費がかかるということがあります。 その孫の入学金、授業料などを、父母の預金から使っている場合があります。 子どもの学費は親が支出するのが親の務めです… 続きを読む 使い込み訴訟、被告の答弁その10孫の教育費