小堀球美子のひとりごと
報道について
最近、テレビニュースなど見ていて気になることが、アナウンサーが「捜査関係者への取材により分かりました」という決まり文句。NHKでも民放でもそういう言い方をしていますので、何かマスコミ内部に了解事項があるのでしょう。断定を避けるということで、テレビ的なのかなとも思います。
でも、どこからどういう経緯でそういう事実が分かったのかは、こちらの知りたいこと。なるべくごまかすという、昨今のマスコミならではですね。
それと気になるのは、犯罪の嫌疑がかかり身柄拘束などされた人について、「容疑者の女」とか「逮捕された男」と言い表すこと。ジェンダーとか言ってるんだから、「容疑者の人間」と言えよ、犯罪者に男も女もあるのか!?
だいたい容疑者(被疑者)なのだから推定無罪で「女」とか「男」とか、虫けらのように言われるいわれがあるのだろうか。
私がこんなふうに言いますと、ひとつの物言いで一切の将来も失うこともある昨今です。そうなので、テレビも横並びの同じ言い回しを使うのでしょう。
私が若い頃は、若者を「新人類」とか表現し、若者の中でも目立つ人を指して「際物、世紀末現象だ」とか言われました。しかし、世紀末から25年も経って、25年前には予想だにしなかったインターネット社会、それ以上のデジタル社会になって、もう本当に人類は極めました。そして、英知を極めて、その反対に地球温暖化など引き起こして、二律背反が著しくまさに今が世紀末現象だ。
人類は終わりです。成熟しすぎました。この世界の終焉に間に合うように生きていかなくちゃ。
2024-02-27|タグ: