小堀球美子のひとりごと
太平について
徳川家康が開幕したのが、1,603年。
大政奉還が1,867年。
都合、260年太平の世が続いたわけです。
その間、内乱=戦争はなかった。
太平洋戦争が終わったのが1,945年、以後2,021年まで、日本は国内外の戦争をしてません。
その間、76年。
徳川太平の世がいかに長かったことが分かります。その間、武士はという立場にありながら、戦争を経験していなかった。つまり、戊辰戦争で武士が武器を握ったとき、その不器用な様は現代をも上回るのです。
現代を平和ぼけとか、現状認識に甘いとか言いますが、まだまだ先の戦争が終わって70数年です。徳川の世ほどの「ぼけ」ではないと思います。
こうして歴史を見ると、70年数年の歳月で、戦争の記憶を忘れがちなどと言った風潮も一面的なのかもしれません。
2021-08-24|タグ: