小堀球美子のひとりごと
女性弁護士について
今放送している朝ドラの次が、弁護士モノと聞いています。私がちょうど修習生のとき放送していた「ひまわり」以来、弁護士モノは2回目であると思います。
朝ドラは現代モノは面白くないので、大正から昭和の時代を描く次回朝ドラには、弁護士モノとも相まってとても楽しみです。
それも女性弁護士モノです。そもそも、女性が弁護士になるため司法試験を受験できるようになったのも昭和11年になってからだったそうです。次回の朝ドラの主人公は女性弁護士黎明期を描くそうです。
女性弁護士といえば、私が若い頃に上の世代で活躍していた黎明期の先生方は、すごく活躍していた人もいらっしゃいましたが、やはり家庭も持って、その両立は難しくなかなか仕事に全てをささげていた人は少なかったように思います。
修習生のころに、上の世代に夫婦で弁護士の人もいましたが、夫弁護士が先に亡くなってしまって、妻一人では事務所はできないと嘆いていた人も見ました。私は、大学卒業時に男女雇用機会均等法も制定されて、女性が仕事をするのも自然でしたが、ある弁護士の集まりで黎明期の女性弁護士たちも交え合宿をしたとき、女先生方3人から、一度も結婚したことがないのか、そんな人生でいいのか、とお説教された記憶もあります。私のことはほっといてよと、先にベッドに入って高いびきで寝ていたら、女先生方はそれを見に来て、「あらもう寝ているわ」とあきれて言っていました。
いろいろ選択肢があるのが、人が生きやすいと思います。それぞれの信念と違って自然に流れていくのも人生ですが、いろんな人があって多様なのがもっとも評価されるのだと思います。
2023-10-30|タグ: