小堀球美子のひとりごと
登録について
弁護士は活動するのに、弁護士会に所属しないとなりません。
しかし、長期に仕事から離脱するとき、いったん登録を抹消する人もいます。
いったん登録を抹消すると、弁護士会の登録番号も永久欠番になり、また登録すると、新たな番号が付きます。若くないのに、若い番号をいただくことになるのです。
私は、イソ弁の事務所を辞めたとき、元ボスから「不祥事隠しと思われるから、登録は抹消するな」と言われ、ボスの親心を感じました。少し充電期間がありましたが、会費はせっせと納め、今まで登録抹消は一度もありません。
話はそれますが、私がピンチだったとき、司法研修所のクラスの仲間など、遠巻きでも、気にかけてくれましたが、そのほかは、それは世間は冷たかった。くっきりと距離を置いた人も居たし、独立すると言ったら、電話口で大笑いされたこともありました。
でも、今の若い人をSNSなどで見ると、結構、励ましの言葉とかもらって居て、そんなに世間は甘いのかと思うのですが、みんなそんなに人望があるのかな。
秋の夜長いろいろと思いをめぐらせますが、一度も登録を切らさず居続けたことに、当たり前と思わないで、感謝する心が必要なのだと思うのです。
2021-10-14|タグ: