小堀球美子のひとりごと
経験の蹉跌
去年末に怪我をして、もう10ヶ月も経ちましたが、まだ右足と腰が痛くて、歩くのには難儀しております。
先日、整形外科に行ったとき、「まだ痛いです。」と医師に告げたら、「もう10ヶ月経つから、怪我のせいで痛いのではない。」などと言われました。
へー
医師の経験と知見によれば、この程度の怪我なら数ヶ月経てば痛みは治まる、ということなのでしょうか。
しかし、私が今痛いのは、右足と腰なんだよね。怪我をしたところが痛むのは、偶然なのかな。
経験を積んだプロフェッショナルは、自分の経験と知識でものを言うので、得てして変なことも言います。物事には例外もあるはずなのですが。
経験だけで判断すると怖いですね。
そう言えば、昔、私が弁護士登録をしたばかりの当時、同期の仲間で、自分のボス弁を指して、「俺は経験以外は●●先生に負けていない」とほらを吹いている人がいましたが、その経験こそが人々の信頼を得るに必要なのだということが、この人は分からないのだろうかと思いました。
今頃彼は、経験故の失敗をしているのだろう。
2023-10-23|タグ: