小堀球美子のひとりごと
友だちについて
高校(女子校)時代の友だちで、こんなおばさんになっても続いているのは、私を含めて3人です。高校を卒業したときには、6人グループでした。そのうち、結婚するとだんだん疎遠になって、都合3人になりました。
もう3人ともいいばあさんだから、これから先は一人死に二人死に、そして誰もいなくなったということになるのでしょう。
人の生きる道って、本当に不思議。グループから結婚を機に抜けていく友だちは何となく誇らしげ。でも、これから先、死んで抜けていくのはどんな心情なんだろうか。人の道は死にゆく道しかないのか。死ぬという試練をどう「生きたら」よいのか。
うんぬんかんぬんと頭をめぐらしている横で、母の80歳世代のばあさん同士の話しを聞いてみる。
「洗濯機買おうか悩んでいるの。洗濯機って何年持つ?」という話の中で、「洗濯機が壊れる前にあんたが死ぬから、もったいないんじゃない?」「いつまで生きる気~」などと笑っている彼女らをみて、案外人間は負の感情をあえて生かして生きていけるのだと、まだまだ私も修行が足りないなとおもったりしました。
2024-10-01|タグ: