小堀球美子のひとりごと
債務整理について
債務整理について
私の事務所で、債務整理を本格的に取り扱い始めたのが、平成14年ころでした。そのころ、任意整理を受任した方が、相次いで、弁済を終えています。
私の事務所では、和解後の振込弁済も代行しているのですが、当初は、「月10万円を3年以上も返済に充てられるのかしら」と内心心配だった方も、晴れて、債務から解放されています。本当に良かったです。えらい!!
その一方で、途中で返済ができなくなり、やむなく破産手続に移行した方もいらっしゃいます。転職・失業・病気。何が起こるか分からないものです。とても気落ちし、連絡のとぎれがちになった方もいらっしゃいます。ただ、自己破産は、再起のための手続であることを忘れないで欲しいと思います。個人の破産の目的は、最終的に免責決定をもらうことで、破産は経済的更生を助けるための手段なのです。落伍者というレッテルを貼るものではありません。逃げも隠れもせず、きちんと手続を踏む方も、私はやはりえらいと思います。
2006-04-04|タグ: