小堀球美子のひとりごと
北海道駒ヶ岳について
6合目までは宿の車で送ってもらったので、その先はちょろいだろうと思っていました。下から見ると登山道は、緩やかな勾配が奥の方まで見渡せて、簡単に登れるようにも見えました。
実際登り始めると、思いの外勾配がきつく、すぐに息が上がりました。高山植物の花々が誘うのでしょうが、蜂の仲間が足下にまとわりついてきます。まるで、登っていく私を見守るように私のまわりをぶんぶん飛びます。
登りはじめは直射日光を受け、遮るものもないので、汗びっしょりになりましたが、次第に気温は下がっていき、風が冷たくなってきました。
8合目、9合目、あと500メートル、あと200メートル、という標識があったのですが、あと少しと思わせて、その先が長いと実感させる演出が心憎いです。
登頂すると、霧が縞模様を作って空をわたっていて、幻想的な光景です。ふと気付いて、山の上から大沼を見下ろすと、水辺が霞んで見えました。
2011-08-16|タグ: