小堀球美子のひとりごと
キレイだねって言われなくても
昔、スプーンおばさんというアニメがありました。その主題歌で、「キレイだねって言われなくても、私ちっとも寂しくないし、いつも涙で生きてるほど弱くもないし強くもないの」という歌詞がありました。
長らくそんな気分でいたのですが、最近「キレイ」と言われました。キレイなどという形容詞は私をさして言う言葉でないと、ここ十数年思っていました。
それが!
種明かしはしませんが、ちょっとした工夫を施しただけなのです。
何となく、40歳を過ぎて、世界が開けたというか、つかえが下りたというか、何事にも楽しめる心を持つようになりました。明かさない種はその辺にあるのかもしれません。
客観的にキレイな若い頃は、余裕がなく、楽しむにほど遠かったのですが、年を経て余裕が生まれたころには、若さは失っている、人生は皮肉なものだとしみじみと思うのです。
2012-03-29|タグ: