小堀球美子のひとりごと

ある目的地に達するに、楽な道のりと困難な道のりがあったとき、どちらを選びますか？
ビーズに限っては、答えは後者です。ビーズは結果が大事なのではなく、工程が大事なのです。
コットンパールは綿で出来ているので、穴が繊維で塞がれていることがあります。それをいちいち目打ちで通していたのですが、試しにビーズ用の針を使用したら、思いの外楽でした。目打ちで流血したり、タコができたりした今までが嘘のようです。
でも、これはいいのかな。
私の価値観が揺らいでいます。
穴を目打ちでグリグリ開けてしなやかさを出すためにチェーンを通していたのを、針でグリフィン糸を通した、二重の意味で手抜きな作品