小堀球美子のひとりごと

今秋のフジテレビのドラマに「スーツ」というのがあって、荒唐無稽な展開に、これよく弁護士会が文句言わないなあと思って眺めています。

それに付随して20年以上前の東京ラブストーリーというドラマが再放送されているそうです。

’91年のドラマと言うことですから、27年前のドラマです。私が23歳のときです。

ただ、私は、当時司法試験の受験生だったので、そういったドラマは全く見ていませんでした。

大学を卒業して、3年目に択一試験にはじめて合格しましたが（論文試験は不合格）、翌年、当時埼玉県の奥地に住んでいたので、東京の予備校に通うのに交通費がもったいなく、地元の図書館で勉強することにしました。

交通費は浮いたのですが、仲間もなく勉強するのはやはり難しく、図書館が5時に終わると、帰宅してテレビを見てしまっていました。そのとき放送していたのが、あすなろ白書の再放送。

そんなドラマを見て浮ついていたので、翌年の択一に不合格して、大いに反省しました。

その翌年に最終合格したのですが、いわゆるトレンディドラマは、私にとって、苦い思い出です。

そんなことを思いだし、今、夜遅く「スーツ」のオンデマンドなど見ていると、浮ついていると、何か悪いことが起こるかもと、要らぬ心配をしている「ドラマ今昔」でした。