小堀球美子のひとりごと
桜の季節について
今年も桜の季節がやってきました。一輪の花が実を結んだと思うと、あっという間に満開になります。昨日見た桜が今日は5分咲きになっています。
すぐにはかなく散っていくことを知っているからこそ、桜の満開を見逃したくない思いです。
毎年、忙しさから、桜を愛でる余裕などありません。今年こそはと、毎年思うのですが、気が付くと散りゆく花を見つめています。
人の人生も桜に似て、満開の時には、その美しさに気づかず、散って初めて満開の姿を思い出そうとします。
だけど、桜は来年も確実に咲きます。去年の満開を取り戻すかのように、こぞって咲き、また散っていきます。
何度でもやり直しができる優しい花なのだと思いながら、また季節を繰り返しています。
2010-03-27|タグ: