小堀球美子の相続コラム

「遺言相続」の記事一覧

借地権の相続

2010年4月26日

建物を相続するとき、その借地権も相続します。従物(他の物に付属する物=借地権)は主物(従属せしめられる物=建物)の処分に従うからです(民法第87条第2項)。 一方、借地権の譲渡(契約によって借地権者の地位が移転すること)… 続きを読む 借地権の相続

遺産の確認

2010年4月23日

ある遺産、たいていは不動産ですが、法定相続人の一人が、登記名義は故人のものでも、これは故人の名前を借用したのみで、自分自身の財産だと主張するときがあります。 これは遺産の範囲に争いがある問題で、基本的に地裁での民事訴訟で… 続きを読む 遺産の確認

預金の引き出し行為

2010年4月21日

相続開始前後に、被相続人の預金を勝手に引き出していた人がいることは類型的な問題であると書いたことがあります。 何例もの事案を見ていて、本当に多いなあというのが実感です。 要するに、その引き出し行為をした人は、半分自分の預… 続きを読む 預金の引き出し行為

遺言で不動産を相続したら

2010年4月19日

遺言で不動産を相続させるとされていたら、早くその旨の登記をすべきです。 放っておいて、他の相続人が、相続を原因とする登記をしてしまうことがあります。つまり、他の相続人は、単独で法定相続分での登記が出来てしまうのでこのよう… 続きを読む 遺言で不動産を相続したら

遺言の偽造?

2010年4月13日

私の依頼者が故人の遺言(自筆証書)を持っていて、それによればその依頼者に遺産を全部相続さえるとされているとき。 こちらは意気揚々と検認し、他の相続人に知らせます。まあ遺留分を請求されるのはしょうがないな。 ところが、他の… 続きを読む 遺言の偽造?

遺言の無効

2010年3月29日

遺言は要式行為なので、形式上法律で定められた要件を満たしていることが必要です。これを欠けば遺言は無効です。 やっかいなのが、遺言能力(認知症等で遺言をする意思能力がないとはいえないこと)がなかったとして遺言の効力を争うと… 続きを読む 遺言の無効

相続登記について

2010年1月13日

一口に相続登記と言っても、いろいろとあります。法定相続分で分けるときなどは、遺産分割協議書等は要らず、司法書士への委任状があれば足ります。 遺言相続のときは、遺言を元に登記します。これは自筆証書遺言でも単独でできます。法… 続きを読む 相続登記について

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