借地権の相続
2010年4月26日建物を相続するとき、その借地権も相続します。従物(他の物に付属する物=借地権)は主物(従属せしめられる物=建物)の処分に従うからです(民法第87条第2項)。 一方、借地権の譲渡(契約によって借地権者の地位が移転すること)… 続きを読む 借地権の相続
建物を相続するとき、その借地権も相続します。従物(他の物に付属する物=借地権)は主物(従属せしめられる物=建物)の処分に従うからです(民法第87条第2項)。 一方、借地権の譲渡(契約によって借地権者の地位が移転すること)… 続きを読む 借地権の相続
ある遺産、たいていは不動産ですが、法定相続人の一人が、登記名義は故人のものでも、これは故人の名前を借用したのみで、自分自身の財産だと主張するときがあります。 これは遺産の範囲に争いがある問題で、基本的に地裁での民事訴訟で… 続きを読む 遺産の確認
相続開始前後に、被相続人の預金を勝手に引き出していた人がいることは類型的な問題であると書いたことがあります。 何例もの事案を見ていて、本当に多いなあというのが実感です。 要するに、その引き出し行為をした人は、半分自分の預… 続きを読む 預金の引き出し行為
遺言で不動産を相続させるとされていたら、早くその旨の登記をすべきです。 放っておいて、他の相続人が、相続を原因とする登記をしてしまうことがあります。つまり、他の相続人は、単独で法定相続分での登記が出来てしまうのでこのよう… 続きを読む 遺言で不動産を相続したら
私の依頼者が故人の遺言(自筆証書)を持っていて、それによればその依頼者に遺産を全部相続さえるとされているとき。 こちらは意気揚々と検認し、他の相続人に知らせます。まあ遺留分を請求されるのはしょうがないな。 ところが、他の… 続きを読む 遺言の偽造?
遺言は要式行為なので、形式上法律で定められた要件を満たしていることが必要です。これを欠けば遺言は無効です。 やっかいなのが、遺言能力(認知症等で遺言をする意思能力がないとはいえないこと)がなかったとして遺言の効力を争うと… 続きを読む 遺言の無効
一口に相続登記と言っても、いろいろとあります。法定相続分で分けるときなどは、遺産分割協議書等は要らず、司法書士への委任状があれば足ります。 遺言相続のときは、遺言を元に登記します。これは自筆証書遺言でも単独でできます。法… 続きを読む 相続登記について
遺留分のある人は、兄弟姉妹以外の法定相続人です。たとえば、故人の法定相続人が兄弟姉妹のときには、法定相続人である兄弟姉妹は遺留分がありません。よく誤解されるのは、故人に妻と子2人の法定相続人があって、一人の子に全遺産を相… 続きを読む 遺留分減殺請求訴訟について(2)
遺言があって、一人の相続人に全遺産を相続させるという遺言があったとします。他の相続人は遺留分を侵害されているとして減殺請求をしていくことができます。 この減殺請求権の行使は、相続の開始と贈与の事実を知ったときから一年以内… 続きを読む 遺留分減殺請求訴訟について(1)
相続が開始した後に、遺産である不動産を人に貸していて、それにより賃料収入があったときには、これは誰が取得すべきでしょう。 遺産分割までには、時間がかかることから、賃料収入も貯まって高額になっていることがあります。 この賃… 続きを読む 相続開始後の賃料収入について