小堀球美子のひとりごと
スカイツリーについて
先日ある会合で、スカイツリーを見ながら楽しく語らいましょうという企画がありました。
スカイツリーの向かいのビル最上階を貸しきりにして、楽しく過ごしました。
スカイツリーは近くで見ると、思いの外地味で、高さは東京タワーを超えたということですが、なにか華やかさを感じませんでした。
昭和30年頃、東京タワーが建つのを心待ちにしていた人々の心の華やぎと、スカイツリーが大きくなっていくことを楽しみに待つ現代の人々の心の面持ちも、違っているのかもしれませんね。ただ、新しいものを待つというわくわく感は共通です。
まだ、建設途中なので、ライトアップされてもなく、日が沈むとやがてスカイツリーは闇に紛れていきました。しばし、移ろいゆく光景に気持ちを揺らされました。
ビルの最上階から下りると、ねっとりとした空気がまとわりつき、現実に引き戻されました。暑さを避けるため、乗ったタクシーの窓からは、もうスカイツリーはどこにも見えなくなっていました。
2010-08-06|タグ: