北の岬に立ち、ぐるりと海を見渡しました。右も海、左も海、前方も海。青い大海原に、ときどき、漁船が通り、浪吹雪をあげています。 思わず、誰にでもなく、海に向かって「おーい」と大声を出しても、一人の声など、たちまちに、海に吸い込まれていきます。 こんな美しい風景に出会えたことに感謝し、大海の前では自分の位置がとても小さく頼りないことを確認して、岬に立ちました。 このような光景が日常である地元の人たちの生活は、都会人からはねたましいほどに感じられました。
2010-08-17|タグ: