小堀球美子のひとりごと
谷川の尾根について
ロープウエーとリフトに乗って、天神峠まで一直線に上がりました。昔の登山者はこの距離もあるいたのだな。
天神峠自体、1500メートルのところにありますから、それなりに景色はよかったです。ここまでは、遠足気分、装備なしの観光客がとても多くいました。
そこから、谷川岳双耳峰のトマノ耳オキノ耳を目指す「つもり」だったのですが、予想に反してアップダウンの険しい尾根を行かなくてはならず、かなり手こずりました。慣れている人は歩みも早く、私のあとに列が出来てしまいます。なんども先に行ってください、と道を譲りました。
結局、熊穴沢避難小屋という、頂上まで3分の1程度の中間地点までしか行けませんでした。
これが仕事なら、出来ませんでした、と言い訳できないのですが、なにしろ、汗はびっしょり、息は上がるし、四肢が痛いという満身創痍状態で、安全を期して途中で断念しました。
途中で遭遇した、鎖のある岩場をわたったときは、本当に「アーメン」の気分でした。
己の力不足を知り、多少の挫折感を味わいましたが、やはりいつかは頂上に上がりたいという気持ちと、あの鎖場を再現するとなると恐怖心がない交ぜになって、私を悩ませます。
歩くのに夢中でこんな写真しか撮れませんでした。
2011-07-22|タグ: