小堀球美子のひとりごと
映画について
先日、BSでマディソン郡の橋を放映していました。何度見ても、見終わったとき長く余韻が残る作品です。
たった4日間の大人の恋、それも「確かな愛だ。」などと主人公に言わせる心憎い演出です。
結局二人は別々に生きていくことになりますが、ヒロインの夫が死亡したとき、ヒロインが彼を捜したが果たせず、その後彼の弁護士から彼の遺品が送られてきた、ヒロインは遺書により火葬され、その灰は二人が出会った橋にまかれた、というストーリーでした。
本当にそんなことがあるのでしょうか。
人の心は移ろいやすいのに、誰に誇るでもなく、何の打算もなく、ひたすらに4日間の思い出の中に生きていく、そんな人生は、ほとんど私の想像の域を超えています。
そのありえなさが、人の心を打つのだと思いました。
2012-02-24|タグ: