小堀球美子のひとりごと
トニオ・クレーゲルについて
トーマスマンの小説に「トニオ・クレーゲル」という作品があります。
トニオは、ハンスを愛していて、その為に人生の過酷な教訓を14歳にして獲得したというようなことが書いてありました。
最も多くを愛する者は敗者である、そして、苦しまねばならぬ。
人を思うと言うことは、報われないことを肝に銘じないといけません。それはいつも一方通行なのだということを心得て行わないとならないのだと思います。
私が仕事で誰かのために何かを行っても、必ずしも値するみかえりのないことがむしろ常態だということです。
2018-07-25|タグ: