小堀球美子のひとりごと

おかしな月曜日について

小学生の時読んだ児童書で、「おかしな金曜日」というのがありました。母子家庭の小学生二人兄弟がある金曜日帰宅すると、母の姿がなく、ありったけの食料がテーブルの上に広げられていたという筋書きです。

その後、兄弟は、知らない封筒で現金が届いたり、無言電話が来たりで翻弄されるのですが、そうした出来事を無機質に描いていて、子供心に読んでいてとてもしんどかったことを覚えています。

兄弟は、自分の力で児童相談所の存在を知り、先生にも相談しないで、ただ二人の男女の友人にだけ行き先を告げて、児童相談所の門をたたくという場面で終わっています。

子供心にしんどかったのは、守られるべき子どもが自分で生命力を発揮するという点で、まるで未知の世界の深淵を覗くような疑似体験をしたからだと思います。

そのようにしんどく感じるのが、月曜日です。土日仕事から解放されゆったりと過ごしたのに、これから未知の一週間が始まる。まるで地獄の深淵を覗くようで、足がすくむのだと思います。

だから、私的に、おかしな月曜日、生命力を発揮しないと。

ちょいとオーバーかな??

2019-06-24|タグ:

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