小堀球美子のひとりごと
恐れることについて
何事にも謙虚に、恐れを持つことは大事であると思います。
しかし、弁護士の仕事は恐れていては務まりません。この裁判に負けたらどうしよう、負ける裁判は避けて通ろう、そう思ったら仕事になりません。
謙虚であることと、怯懦でないこと両方について、うまくバランスを取ることが大事なのでしょうけれど、時々、その堺でうろうろとしている自分を発見します。どうバランスを取ればよいのかの答えが見つからないから、失敗したとき自分の中でどう扱ってよいか悩むのだと思います。
その答えが見つかれば、きっと楽なのでしょうけれど、このこと自体を知っていることで今はよしとしようと思います。
2009-12-08|タグ: