小堀球美子のひとりごと
修習生について
近頃、司法試験の合格者が増えて、修習生も増えました。時々、修習生と話す機会があって、修習期間が短くてきついとか、就職が大変だとか、二回試験が難しくなっているとかいろいろ心配があるようです。
思い起こせば、私の司法修習50期は、もう10年以上前に修習を行ったのですが、当時も女子の就職難が言われていましたから、今は本当に大変なのだろうと思います。
そういう状況だからなのかもしれませんが、なんだか修習生元気がないという印象です。よく仲間でまとまっているけれど、一人で行動する勇気がないみたいです。飲み会なんかでも、みんなでだんごになって早く帰ってしまいます。
従来修習は、遅く来た青春をもう一度楽しく過ごせるというものでした。勉強にも遊びにも励み、青春を謳歌できたはずなのに。人数が増えて、給与支給の予算がないから修習期間を短くしたりしているのでしょうが、制度自体が修習生をおもしろくなくしていると思えて仕方ありません。
2009-12-10|タグ: