小堀球美子の相続コラム

「遺言相続」の記事一覧

相続法改正、配偶者への贈与、持ち戻し免除の意思表示

2018年6月11日

相続法改正では、婚姻期間が20年以上の夫婦の一方に、居住用不動産を贈与したとき、それは生前贈与で、特別受益であるけれど、持ち戻し免除の意思表示があるものと推定されます。 Aが配偶者Bに居住用不動産1000万円を生前贈与し… 続きを読む 相続法改正、配偶者への贈与、持ち戻し免除の意思表示

相続法改正、居住権

2018年6月4日

権限がなくても住み続けていると居住権なる権利が発生し、その者に明け渡しを求められない、半ば都市伝説のように言っている人がいましたが、その都市伝説が法律になりそうです。 今国会に相続法改正案が提出されます。 その中で、配偶… 続きを読む 相続法改正、居住権

和解を勧めない裁判官

2018年6月4日

法律上、裁判官は、いつでも和解を勧告できることになっていて、実際も、和解で解決できる件数が多いのが、裁判官として優秀なようです。 ですので、裁判官はいつも和解を勧める。 逆に和解を勧めないとき。 その1、裁判官の個性とし… 続きを読む 和解を勧めない裁判官

介護認定記録

2018年5月24日

父母の生前の預金使い込みを立証するのは、本当に難しいです。 過去に遡って、当時の状況を事後的に証明するからです。 当時父母の能力が劣っていたら、父母に無断で引き出していたことの一つの証明になります。 そこで有用なのは、市… 続きを読む 介護認定記録

和解について

2018年5月22日

遺産である預金をきょうだいが使い込んでいた、として訴訟に至るケースで、裁判所に和解を勧められることがあります。 きょうだいにだけは負けたくないと思っている方には、これは意外に写るそうです。 ただ、判決をもらっても、原告被… 続きを読む 和解について

使い込み訴訟 被告の心得

2018年5月21日

父母の生前の預金の引出しについて、きょうだいに返還を求められたら。 原告は、不当利得とか不法行為による損害賠償請求で請求してきますから、引き出し自体に関与していない、つまり、引き出したのは、父母自身だと反論するのが一番良… 続きを読む 使い込み訴訟 被告の心得

使い込み 事案の 境界線

2015年6月26日

 一言で「使い込み」と言っても、規模は様々です。  私が扱った事案でも、数百万円から数億円まで。だいたい訴訟に持って行くメルクマールは500万円以上でしょうか(相続人が2人なら、一人当たり250万円になります)。  この… 続きを読む 使い込み 事案の 境界線

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